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2008年2月 1日 (金)

子守唄

19にもなって恥ずかしい話ですが、告白してしまうと、眠れない時兄の寝顔を見に行きます。

さっきもそんな風に兄の顔を見に行きました。ところが兄はじっとしながらも目をパチッと開けて起きていました。まだ起きるには早いので隣に横になって、布団から出して冷たくなってしまっている彼の手を握って小さな声で話しかけます。それは後で冷静に考えると寝付けぬ我が子に父母がするのと同じ動作。やはり前に書いたように、私は自分の子であるような錯覚をしているのでしょう。

しばらくしても目をばっちり開けているので、即興で子守唄を歌ってみる。握っている手を胸にポンポンするようにしてみる。するとすぅっと、眠ってしまいました。

ただ、少し予想外のことが起きてしまいました。変なことに、私は自分で作ったへんてこ子守唄で泣けてきたんです。

もしかしたら、世の中のお父さんお母さんはこんなにじんわりした気持ちで子を見つめて子守唄を歌っているのかもしれない、と思いました。

そんなじんわりした気持ちから短い詩をひとつ。

*

海の男が波に生を重ね  山の女が木々に思いをなぞらえる時

私はなにで ものを喩えよう

代わりに一滴の白湯になりうるならば お前を眠りへ誘(いざな)えるのに

それもできないこの心には ひとつの唄が浮かぶばかり

“遠くのお宙も寝ているよ お前も一緒に寝てごらん”

古いめろでぃに想いを乗せて そっと歌う子守唄

お前のつぶる眼(まなこ)の裏へ 少しばかり届くぐらいに

*

さて、私は今から少し寝てみます(爆)

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